安らかに・・・

2003年4月25日
今日NHKと日テレで追悼番組が放送された
GPライダー 加藤大治郎選手の追悼番組だ

2輪に限らずモータースポーツ全般は良く見るので
かなりショックな出来事だった

この事故が起きるまで2輪は4輪以上に
死と隣合わせだった事を完全に忘れていた

一昨年ザナルディーが事故を起こしたとき
両足切断になった このときもショックだったが
今回のは極めつけだった・・・  

生放送で事故のシーンは見ていた
でもよく起きる転倒シーンだと思ってた

1秒に命をかける よく言われる言葉だけど
ホントに命かけてどうするだよ・・・

泣きじゃくる奥さんの顔 何が起きているのか
解らない子供 生まれたての赤ちゃん
テレビ越しだから冗談にしか見えない

でも
小説でも漫画でもドラマでもない現実に起きた事だ

ちょっと前 シューマッハのTVインタビューで
インディーに参戦したくありませか? との問いがあった 
彼はこの時 こう答えた

インディーなんて危険なレース参加できないよ
僕には妻も子供もいるからね 家族がいるのに
危険な事はできないよ

と答えた彼の姿を思い出した
最初は なに言ってんだこいつ 世界チャンピオン
だからって言っていい事と悪い事があるだろ
そのときはそう思った

でも今なら解る 残された者がどうなるのかを
彼は知ってるからああいう風に答えたんだって

だからって彼らを否定している訳じゃないだとは
思うけどね 


さて話しは変わって
やっとこさイラクでの戦いが終わりそうだ

それぞれの正義の為に戦った人たちは
それぞれの正義の為に死んだ 
沢山の人たちが巻き込まれて死んだ

でも今は
この場では正義が何か 
誰が正しかったのかは問うまい
そんな事を言った所で彼ら、彼女らは帰ってこない

でも彼らにも家族や友人は居た
そう考えたら物凄い嫌な気分になる
誰にも他人の命を奪う権利はない

現代の日本に住んでいるから
こんな生ぬるい事が言えるのかもしれない
目の前で肉親が友人が愛する者が
殺されたらそんな事は言ってられないのかな・・・

かたやその場に居ないで命令するだけだから
そんな事が起きてるとは思いもしない 
思う事すらしてないよな 多分・・・
もはや悪循環 そしてそれにさらに油を注ぐ人間
救いようがない種族だな(滝汗


それぞれの正義の為に戦って生き残った人たちが
待っている人の元に帰れる事を祈る事しかできない
無責任な立場な俺がココに居る


「平和」

言葉としては綺麗で意味もすばらしい
でも人の歴史は他人との争いの歴史だ
宗教や歴史から人同士の戦いは絶えない
でもいつか日本のような偽りの平和ではなく
新の平和がやってくる事を願いたい


ともあれ

加藤大治郎様
そしてイラクの地で散った人たち

安らかにお眠りください


リアルの俺は
軍オタと呼ばれる人種
時代劇とかも大好きだけど

人が死ぬのは
人の血を見るのは凄く嫌です

めちゃくちゃ矛盾してるけどね
ゲームの中だからTVの中だから
我慢できるけど実際は凄い寒気がする

いつか争いの無い時代が来のかな〜
個々人にそんな力は無いのが解ってるけど
知ることができる 忘れない事はできる

だから俺は忘れない 
何があったのかを忘れない事が
何が起きているのかを知ることが
権力をもたない人間に唯一できる事だと 
そして間違いを起こさない為に
唯一できる事じゃないのかな



無い脳みそで思ってみた!

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